2009年01月26日

新曲「蒼穹図」

本日、新曲「蒼穹図」を、動画として投稿してきました。

今回は、ロデオんさんが描かれたイラストに、そのコンセプトと自分が受けたイメージを混ぜ合わせて、詞と曲を付けたものです。
元のイラストはコチラにあります。

動画はこちら。

※2011/12/28、動画差し替え

同じ主旨で、うむさんのイラストに詞と曲を付けたものはこちらです。



「日照雨」と「蒼穹図」の2曲を制作するに至った経緯については、過去記事をご覧ください。
ようやく完成させられてほっとしました。
これらの曲が、聴いた方々の中で絵と調和してくれる事を願います。


以下は、「蒼穹図」について。(01/27、追記)
 
  
 
「画面内には人物を入れないと決めていました。
空の色を選ぶ上で参考にしたのは、シルクロード、天山南路に位置する、キジル石窟を覆うラピスラズリの青でした。
天山南路は不毛の大地をつらぬく厳しい道で、亀茲国の繁栄を支えた道でもあります。
道を踏み外せば即座に乾き、外交を誤ればたちまち攻め滅ぼされる。
雲海を隔てて天と地は分かたれ、天上の青に近づく為には死をまぬかれない。
そんな国で生きていた人々は、その赤茶けた大地を覆う恐ろしいまでに青い空をどんな思いで見つめていたのだろうと思います。」

というのが、ロデオんさんのコメントでした。

自分がイラストから受けた印象を書きますと、この雲海は、山の頂など、人が地に足をつけたまま望めるようなものではなくて、もっと遥か高みにある気がしました。
そんなところを一点飛んでいる真っ白な鳥もまた、非現実を帯びたものに思えます。
届かない場所を、翼を広げて飛んでいく鳥は解放の象徴な気がして、後姿を見送っているのは、その解放を望む人なのではないかなと考えたんですね。
深い青の空を仰ぎ、そこに心象の風景を重ね見た。自分はそんな絵に感じました。

楽曲に関して、シルクロードを行く心、を軸にしたいと思い、歌詞はAメロ部分だけイラストにない情景を描写しています。
画面内には人物を入れないと決めておられたとの事だったので、曲中にも人称を入れないようにしました。描写している心の主自身が語っているのか、それを見守る空や他の何かが語っているのかの想像は、絵を観て曲を聴く人の自由でいいかなあと思っています。
伴奏もまた、軸に沿って東の音も西の音も交ぜて作りました。
改めて、ロデオんさんどうも有難うございました!



「蒼穹図」歌詞全文


故郷の歌を供に 険しい道を進む
白く煙る頂 天と地とを分かつ

果てのない蒼穹が 見果てない夢を生み
風を吸い込む胸は 空とひとつになる

ひとふさ ちぎれた雲が 白い鳥になる
重たい体は 残して 彼方へ


命の歌を繋ぐ 危うい道を歩く
白く霞むその先 明日の行方分かつ

荒涼の大地より 生まれた石の色で
思い馳せる天を 瑠璃に染めて描く

ひととき 解けた心が 白い鳥になる
疲れた体は 残して 彼方へ


ひとふさ ちぎれた雲が 白い鳥になる
連れてはいけない体 置き去り 彼方へ
posted by F.Koshiba at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 作詞作曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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